Spark (スパーク/星火)

日本と中国の理解を促進することを目的としたブログです。

中国人が見た日本:下関唐戸市場の海鮮グルメリポート

※Noteからの転載です
https://note.com/sparkxinghuo/n/ne1d1a6641adf

 

友人と下関条約締結の地を訪ねた後、ちょうど昼食の時間だったため、地元の美味しいものを探しに行こうとなった。

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海岸に向かって歩いていると、ちょうどいい大きさの海鮮市場に出くわし、中に入ってみた。 海辺に住む中国人にとって、このような海鮮市場は目新しいものではないが、市場の中の屋台はやはり中国とは違う。

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土曜日になると、この海鮮市場は多くの人で賑わう。周囲の人たちがマスクをしていなければ、コロナ禍はもはや残っていないのではと思えるほどだ。白と黒で書かれた横断幕には、客同士が感染を広げないため、距離を置くようにと注意書きがあったが、誰もそんなことは気にしていないようだった。ここの料理が魅力的だからかもしれない。

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市場内には、生食用のイカ、活きた貝、刺身用のいさきなど、あらゆる種類の魚介類を売る屋台が並んでいる。魚介類は、刺身にできる魚介類が表示されている以外は、中国の市場で売られているものとあまり変わらない。しかし、メインエリアである市場の両側には、中国の海鮮市場とは思えないほど、刺身や寿司の屋台が並んでいる。

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お客さんは慌ただしく生もの加工食品を買い求め、海辺のベンチで関門海峡を眺めながら美味しい海産物のご馳走を堪能する。

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あるフグの刺身を売る屋台が人目を惹いた。 屋台の上には色とりどりのフグのサンプルが吊るされ、横には「献上証明書」、おそらく皇族にフグの刺身を出したことの証明書がある。 左上の刺身の大皿は25,000円、約1,300元と値が張る。もっと高いのは右上の大皿で、なんと65,000円、3,300元以上、中国の都市部の平均労働者の半月分近い収入に相当する値段だ。

友人と二人でどれを食べようかと途方に暮れていると、ほど近い屋台で最後の数箱の刺身用ご飯が残っていて、値下げ販売されていた。 そこで、友人と二人で思い切って2人前を1,600円で購入した。他のお客さんと同じように、私たちもすぐに魚介類を持って市場を出て、海辺に向かい、初夏の風と真昼の太陽の下、長い木の階段に座って食事を楽しんだ。

少なくとも私が長年住んでいる海辺の都市では、すぐに食べられる完成品の魚介類を直接売っている海鮮市場は、中国にはほとんどない。

 

【出典】https://www.toutiao.com/article/7103900880931701288/
【翻訳】松本忠之