Spark (スパーク/星火)

日本と中国の理解を促進することを目的としたブログです。

中国人が見た日本:赤・緑・青が織りなす海岸風景と稲成神社の狐

※Noteからの転載です
https://note.com/sparkxinghuo/n/n26a0986548a4

 

下関市の美味しい海の幸を安価で堪能した後、ISさんと一緒に次の目的地である山口県長門市の元乃隅神社に車を走らせ、独特な海岸の景色が見られると言われる場所に行ってみた。高速道路をしばらく走ったあと、曲がりくねった田舎道で一般道に入ると、両側を田植えが終わったばかりの田んぼと、緑の丘で囲まれた。 道中、マイナスイオンが多く含まれる空気を吸いながら、リフレッシュできた。 1時間以上走った疲労感は少しもない。

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123基の朱色の木造鳥居は、山と島の間を長い龍が這っているように見え、左右には緑の草木と青い海が広がり、素晴らしい風景を作り出している。 鳥居の「長門」をくぐると、初夏には潮風を楽しむこともできる。

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海岸から元乃隅神社を振り返ると、頂上に大きな赤い鳥居があり、その鳥居の上には、地上7、8メートルの高さに黒い賽銭箱が置いてある。 来場者は競って硬貨を投げ入れ、投げ入れた人は願いがかなうと言われている。ISさんと私は何度か挑戦したが失敗したので、右側の柱にある「予備」の賽銭箱に硬貨を投げ入れた。

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私が頂上の賽銭箱に小銭を投げ入れようとしている間に、ISさんはもう隣の稲荷神社にお参りに行っていた。 私はこのような崇拝の仕方には興味がなかったが、その隣にある2体のキツネの像がとても魅力的だった。

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日本にはたくさんの「稲荷神社」があるが、「稲成神社」と呼ばれる神社はそう多くない。 しかし、稲荷と稲成は表記が違うだけで、日本語の発音は同じで、「狐」を意味する。 したがって、稲荷または稲成神社は、他の動物を祀っているわけではない。

稲作文明国である日本では、古来より稲荷信仰が盛んであった。これは、キツネが野ネズミなどの農作物を荒らす小動物を食べることで、稲を守る役割を担っているからかもしれない。 (続く)

 

【出典】https://www.toutiao.com/article/7104400131729932834/
【翻訳】松本忠之