Spark (スパーク/星火)

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中国人が見た日本:日本の高齢化対策機関~ローマ五輪代表-松山学園理事長(その2)

※Noteからの転載です
https://note.com/sparkxinghuo/n/naef77c18ee36

 

松山学園に入ると、すでに理事長の石井寛氏が待っていた。 この背の高い銀髪の老人は、赤ら顔でハツラツとしている。

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石井氏は日本のスポーツ界では有名人で、オフィスにはゴルバチョフ氏や日本の政界の要人との写真が飾られている。 1960年のローマオリンピックでは水泳800mリレーで金メダルを獲得し、昨年延期された第32回東京オリンピックでは聖火ランナーとして参加するなど、その活躍は目覚しいものがある。 60年ぶり2度にわたって夏季オリンピックに深く関わったことは、スポーツ史上稀に見る伝説的な出来事である。

石井氏はスポーツマンらしく、素直で控えめな方だった。 印象的だったのは、日中友好を維持することの重要性を訴え続け、後発組の私に「日中友好の架け橋に」と呼びかけてくれたことだ。

石井氏は、日本のすべての派閥を知り尽くしており、中国と密接な関係にある自民党二階派と多くの接点を持っていた。 対談後、石井氏は二階派のナンバー2に会いに行くという。 中国との関係が深いTKH氏が松山学園に勤務していることは、石井氏の中国に対する好意的な態度と関係があるのだろう。

簡単な打ち合わせの後、TKH氏から学内の施設を案内してもらった。 コロナ禍で、語学学校は生徒数が少なく、東南アジアからの生徒が数十人通っている程度で、ほとんどの教室が使われておらず、どこかさびれた印象があった。

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語学学校に中国人の生徒がほとんどいないことには少し驚いたが、TKH氏は「コロナが終わったら中国人の生徒が増えるだろう」と話していた。本業である看護科もコロナの影響で実習や研修がストップしており、看護の実証施設も若干老朽化しているものが少なくなかった。

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松山学園は30年以上の歴史を持つ看護学校として、地域に必要な看護師を数多く送り出してきた。 また、地域との交流も盛んで、地域社会からの認知度も高く、ここで学ぶ学生はさまざまなメリットを享受している。 (続く)

 

【出典】https://www.toutiao.com/article/7100323558039061007/
【翻訳】松本忠之