Spark (スパーク/星火)

日本と中国の理解を促進することを目的としたブログです。

中国人が見た日本:インスタントラーメン発祥の地を訪ねて(中編)

このインスタントラーメン発明記念館は、今日の多くの博物館がそうであるように、独特の個性をもった体験型の機能をもっている。 カップデザイン、麺や具のカップへの充填、パッケージングなど、カップ麺のいくつかの側面を体験した。

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事前に体験チケットを購入し(一緒に旅行していた友人が買ってくれた)、スタッフに渡すと、蓋付きの空の紙カップと、1メートル以上の赤い紐が入ったビニール袋を渡される。 スタッフに誘導されながら、空いた席に座り、インスタントラーメンのカップの表面にある空白部分に自分で好きなように「デコレーション」する。

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私は無造作にマーカーで「おいしい」と書いたが、友人は半年前に生まれた娘の名前を、父親の愛情を感じさせるカラフルな筆致で丁寧に書き込んでいた。

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「デザイン」を終えたカップをスタッフに渡すと、次は麺を入れる作業だ。小さな開口部にカップを合わせ、来場者がハンドルを回すと、回転ライン上のあったインスタントの麺がカップにストンと落ちてくる。 その後、調味料を選び、密閉してビニールカバーを成型すれば、自家製カップ麺の出来上がり、である。

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ビニールカバーをする工程で働いていたスタッフは、「中国語が話せます」という札を胸元に貼っていたので、おそらくここで働く中国人でと思われ、日本語も若干片言だった。 私も友人も中国語で説明してほしかったのだが、なぜか日本語だけだった。 最初にもらったビニール袋にカップ麺を入れてポンプで膨らませると、小さく膨らんだ透明な袋ができ、赤い紐をつけて肩にかけて持ち運べるようになる。

 

ミュージアムから出てきた私たちは、背中に袋を背負っていたので目立ったが、一目で外国人観光客とわかるので、地元の人たちも驚かず、池田の街に溶け込んでいた。 (続く)

 

【出典】https://www.toutiao.com/article/7088505468242362914/?log_from=7db65514834d18_1652190080857
【翻訳】Teddy Ven Song