Spark (スパーク/星火)

日本と中国の理解を促進することを目的としたブログです。

中国人が見た日本:日本の新幹線と中国の高速鉄道、時代とスピードの変化

https://note.com/sparkxinghuo/n/n4e3c4807384c

※Noteからの転載です

 

今日は新横浜から本州を北東から南西に横断する新幹線「のぞみ」で九州の北端、北九州の小倉駅まで移動した。9時48分発車、14時13分到着、合計800km、4時間以上かかるが、やはり中国の高速鉄道とはスピードが少し違うようだ。

1960年代、日本は時速250kmを超える高速鉄道「新幹線」を開業し、1964年の東京オリンピックでは、日本の技術進歩と経済的繁栄の象徴のひとつとなった。

現在、中国の高速鉄道は整備が急速に進み、走行距離では他国の合計を上回り世界一となっており、日本の新幹線の速度と技術が、目新しいものではないのは当然のことである。

しかし、鄧小平が来日した1980年代前半にさかのぼれば、新幹線は中国の改革開放に、大地震に勝るとも劣らないインパクトを与えたのである。 それ以来、「金持ちになるには交通網を作れ」という考え方が、国民に深く根付いていったのである。 日本の新幹線は60年以上の歴史があり、独自の文化を築いてきたが、中国の高速鉄道との乗り心地には、まだ大きな違いがある。

まず、中国の列車は一般的に車両の前方にビジネスクラスがあるが、日本の列車は多くが普通席である。 第二に、座席間の距離は、中国の高速鉄道はコンパクト(ビジネスクラスは除く)だが、新幹線はゆったりしている。 第三に、座席間隔とは異なり、中国新幹線のトイレは非常に広いが、新幹線のトイレは狭すぎる印象がある。 とはいえ、乳幼児を連れた大人の方にも活用していただけるよう、ベビーテーブルを1台追加していた。 第四に、日本の新幹線では、たまに不慣れな子供が大声で話しているのを除けば、車両は無音で、最大の騒音は車両の走行音である。 これらの違いは、中国と日本の文化や習慣、空間感覚の違いによるものだろう。