中国人が見た日本:信濃町駅での小さな出来事
※Noteからの転載です
https://note.com/sparkxinghuo/n/na5677c779a81
信濃町駅はJRの小さくありきたりな駅だが、1964年と2020年の東京オリンピックのメイン会場にほど近く、中国に友好的な創価学会の本部があることはよく知られている。
友人とここで会う約束をしていたので、昼の12時に数分早く到着した。 改札を出てすぐに目に飛び込んできたのは、フロアーに置かれた小さな看板に描かれたアニメで、ヘリコプターの上に鳥が立ち、その下に「鳥の糞に注意」と書かれていたのだ!
見上げると、駅ターミナルの防犯カメラに、泥まみれのツバメの巣が作られていた。 ターミナルには時折、春ツバメが2羽、旅人の喧騒を見下ろすように飛んでいる。 おそらく「子育て」に忙しく、行き交う人の流れに気を配る余裕がないのであろう。
毎年巣作りにやってくるツバメを、通りすがりの人たちはもう当たり前になり「無視」していることだろう。 私のような新参者だけが、街の中で「見物」しているようだ。
巣の下のテーブルには、信濃町駅からの乗車記念の紙が積まれている。 ツバメが「見守る」中、記念にハンコを押した。 JRの各駅には、訪問の記念にスタンプを押してもらえる場所がある。
安全で大容量の近代的輸送手段である鉄道輸送は、長距離・短距離を移動する人々にとって重要な交通手段であり、日本では古くから鉄道文化が確立してきた。 鉄道ファンの中には、各駅で下車して、自らスタンプを押し、それらのスタンプを切手収集のようにして記念にする人もいるという。
約束の時間通りに、友人がやってきた。5、6分の短い滞在で、この小さな駅での不思議な体験をしたものだ。 来春、ツバメはここに戻ってくるのだろうか。 その時、私はどこにいるのだろか。
【出典】https://www.toutiao.com/article/7091262906758677026/
【翻訳】Teddy Ven Song