Spark (スパーク/星火)

日本と中国の理解を促進することを目的としたブログです。

中国人が見た日本:日替わりランチを40年間、変わらぬ値段で提供する老舗のレストラン

https://note.com/sparkxinghuo/n/na9cf48eee682

※Noteからの転載です。

 

北九州市小倉南区には、とある目立たない2階建ての居酒屋がありる。店名はひらがなで「にいな」と書かれている。 店主に尋ねると、店主の苗字で、漢字で「新名」と書くそうだ。 店主によると、この苗字は一般的ではなく、日本では主に宮崎県と大分県で見られるとのこと。

 

開店から40年近く経っており、正真正銘の「老舗」である。 オーナーは70歳前後の高齢者。 店には2、3人の従業員がいて、そのうちの一人がオーナーの娘さんだ。 この居酒屋はランチとディナーを提供している(居酒屋には夜だけ営業の店もある)。

 

ランチタイムには、近隣の社員や学生がよく利用している。 昼食は「日替わり定食」で、毎日ランチタイムに提供され、メニューは毎日変わる。

ランチは1人前650円で、何十年も変わらない値段で提供されている。 しかし、今年4月1日からは700円に値上げされた。

居酒屋である以上、夕食が主な収入源になるはずで、近隣の会社から仕事帰り(大抵は残業後)の「息抜き」に2人、3人とリラックスしにやってくることが多いそう。 特に金曜日の夜は、予約しないと席がない。

 

日本では、食事は2時間など時間制限を設けているお店も少なくない。 中国で時間制限があるのはビュッフェにだけだ。 お酒が好きな「常連さん」は、他人の酒と区別するため、自分の苗字を書いた日本酒の大瓶を店に置いておくのだという。

 

近年、中国ではほとんどのレストランでお酒の持ち込みができるようになったが、日本の居酒屋では認められていない。 オーナーは調理しつつ、お客さんとおしゃべりしたりと、とてもフレンドリーだ。

 

話す中で、ここのオーナーがお客様においしい食事を提供することで、とても満足していることがうかがえた。 シェフとしてもベテランで、食事は確かにとてもおいしい。 一度食事しただけだが、もっと頻繁に来店しようと思う。

 

【出典】https://www.toutiao.com/article/7083441351399981608/
【翻訳】Teddy Ven Song