Spark (スパーク/星火)

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中国人が見た日本:多摩の桜が爛漫に 春光に恥じぬ生き方を

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※Noteからの転載です

 

多摩の桜が爛漫に 春光に恥じぬ生き方を

日本といえば、富士山と桜が代名詞である。 作家の魯迅先生はかつて、"上野の桜が爛漫と美しく咲く時節、眺めると確かに紅色のふわっりとした雲のようだ”と名作「藤野先生」の中で描いた。3月下旬の東京では、桜が今年も一斉に花開いた。年初のトンガの火山噴火の影響と今春の低温のためか、桜の開花が数日遅れているようだ。

 

日曜日の朝、筆者は多摩国際交流センター(TIC)主催の花見ウォークに参加した。午前10時に唐木田駅を出発し、鶴牧西公園、鶴牧東公園、奈良原公園、宝野公園を経て、多摩センターに到着した。 2時間近くかけて歩き、途中の桜を楽しみながら、日本、ハンガリーブルガリアから来た仲間とおしゃべりするのは楽しいものだ。

 

天気も良く、日差しは暖かく風もあり、桜の花があちこちに咲いていて、時折遅咲きの梅の花も咲いていた。 この春は、開花時期の異なる梅、桜、桃の花が同時に満開になるという。 大自然の不思議さは、いつも人間の常識を打ち破る。中国国内でも桜の名所は見られるが、 武漢大学はまさに桜のメッカであり、大連の龍王灘や203高地も桜の名所として知られている。 また、大連大学や大連理工大学のキャンパスには、新世紀に入った頃、金沢の友人である古賀克巳先生から贈られた桜の木がある。

今年は日中国交回復50周年であり、同時に満開の桜は日中両国の半世紀にわたる平和と友好の証である。 私たちの敬愛する周恩来総理は、若い頃日本に留学しており、桜の季節に来日し、1974年、日本の友人である池田大作氏が北京で総理に会った際、桜を楽しむためにぜひ日本にと招待してくださった。 当時、首相は重病で、その願いを叶えるのは難しいと語った。 総理の死後、(総理夫人の)鄧穎超女史が代わりに総理の遺志を実現した。 現在、池田大作氏が創設した創価大学は、中国と日本の架け橋、リンクとなり、総理と総理夫人の名前を冠した桜が美しさを競っている。