Spark (スパーク/星火)

日本と中国の理解を促進することを目的としたブログです。

中国人が見た日本:小倉城訪問記(その3)~頂上から見渡す圧巻の景色

※Noteからの転載です
https://note.com/sparkxinghuo/n/n31eb8ed682d6

 

天守閣の頂上まではリフトで行った。時間が遅く、さらに雨が降っていて、小倉の夜景を楽しめるのは頂上に着いてからだろうと思ったからだ。

最上階の5階はとても広々としていて、外の景色を眺めるのに最適だった。 小倉の街全体が見渡せる。 北側の赤と白の建物はポストモダン建築の特徴を持ち、NHK北九州支局の所在地となっている。

東の遠方には小高い小文字山、手前には古典的な小倉城の庭園が見え、その間には紫川が流れる。紫川は、旧小倉城の自然の防壁になっている。 山と水、古きと新しきが望める東方の眺めは最高だ。

南を見ると、遠くに小さな丘が見える。 左前方には、中国でいう市議会に相当する北九州市役所があり、右前方には松本清張記念館が見える。 松本が戦後の日本文学の中心人物であったことは言うまでもない。今日、小倉城に来たときにはもう記念館は閉まっていた。この社会派推理小説の名手には抑圧的なストーリーが多く、私はあまり好まないものの、次の機会に訪問してみようと思う。もちろん、ついでに鴎外の旧家も訪問した。

西側の外景は物足りないので、割愛する。 5階から、エレベーターを使わずに4階まで行くことができる。 4階は小さく感じたが、調べてみると小倉市の建築は「唐破風」と呼ばれ、最上階より下の1階は小さいのが特徴の一つであることが分かった。4階は美術の展示場になっており、当然ながら市民の作品を中心に月1回程度、更新される。

コロナ禍で展示をお休みしているのか、ブースには日本の名城が数多く展示されていた。中にはもちろん、大分県の杵築城や中津城長崎県島原城、そして日本三大名城の一つである熊本城など、九州の名城の写真も展示されていた。これらの古都はそれほど遠くないから、後日、これらの「近場」を訪れてみようと思う。 (続く)

【出典】https://www.toutiao.com/article/7110898769071227433/?log_from=1bf283c2601cc_1661406934479
【翻訳】松本忠之