Spark (スパーク/星火)

日本と中国の理解を促進することを目的としたブログです。

中国人が見た日本:日本の高齢化対策機関~松山学園の「介護福祉士」養成モデルは模範的(No.3)

※Noteからの転載です

https://note.com/sparkxinghuo/n/n9c026cd2c248

 

高齢化社会に突入した日本では、介護のプロを養成することで対応している。 松山学園は、そんな国家的・社会的なニーズから生まれた学校だ。
現在では、47都道府県(中国の省に相当)に数百の訓練校がある。 日本語では「介護」と訳され、障がい者や高齢者のケアに使われる表現である。 日本語を知らない人にとっては、最初は戸惑う言葉かもしれないが、古代中国の「介」は「助ける」という意味のため、「介護」という言葉は同義語と言えよう。

日本では、「介護士」は専門職養成課程に合格しなければ採用されない。 これは、中国の病院で患者やその家族が一時的に雇う「介護士」とは異なる。現在、中国の介護職員に資格は必要ない。一方、「介護士」は「看護師」とも異なる。看護師は医療分野に限定され、医師と連携して病院などの医療機関で働く人たちを指す。

画像223

"介護"の範囲は、主に日常生活の領域で、自力で生活することができない特別なニーズを持つ人々を介護することだ。この点でいうと、中国の「保母」とも異なる。「保母」は、自分の身の回りのことができる人だけでなく、特別なニーズを持つ人の面倒を見ることができる。

画像224

日本は超高齢化社会で、特に介護職は「排泄物」を頻繁に扱うなど、人気のない職業で人手不足が続いている。 この状況を緩和・改善するためには、国民労働者の賃金を確保・向上させるだけでなく、若い外国人労働者を大量に吸収し、その外国人に様々な便宜を図ることが必要である。

介護師という職業は専門的な資格が必要なため、外国人が日本語を知らずに資格を取得することは不可能だ。 松山学園は、語学研修校と介護師養成学校を一体化させ、留学生が来日して語学研修校で学び、語学に合格した後、介護職の勉強を続けたい人はそのまま入学し、修学を終えたら介護師の資格を取得するという、完璧ともいえる方法を採用した。

画像225

卒業後、指定された「介護施設」で直接雇用を保証する契約を結び、一定年数勤務すれば、介護学校在学中の授業料が免除される。このように、松山短期大学は産学連携の良いモデルを構築している。もちろん、介護学科を希望しない場合は、他の学科に編入することも可能だ。(続く)

【出典】https://www.toutiao.com/article/7101074953763701288/
【翻訳】松本忠之