Spark (スパーク/星火)

日本と中国の理解を促進することを目的としたブログです。

中国人が見た日本:太宰府天満宮放浪記(1)

※Noteからの転載です。

https://note.com/preview/n0ea160924d7b?prev_access_key=e9f5418ec37e33fc754425d78f03b367

 

博多千年門から10kmほど行ったところに、有名な太宰府天満宮がある。

友人と福岡市内から車で30~40分ほど走ると、目の前に現れた土地は、千年前の太宰府の街である。今は、かつて「西の都」として放った輝きはない。

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しかしこの小さな町は、菅原道真を祀る天満宮であるため、学生の幸運を祈る場所として人気の観光地となり、年間700万人以上の人が訪れるという。

太宰府天満宮神道沿いには五、六基の鳥居が建ち、天満宮としての地位を物語っている。 参道沿いの店にはさまざまな観光グッズが並んでいるが、なかでも最も目を引くのは梅枝餅である。

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この餅菓子は、博多ラーメン、明太子、もつ鍋と同じくらい有名である。ある梅枝餅のショップの前には、観光客の長い列が続いていた。

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この人気店からほど近い場所に、一風変わったデザインを施したスターバックスがある。 旅行中の友人によると、東京オリンピックのメインスタジアムで有名な隈研吾氏がデザインし、世界のスターバックスの中でもトップ10に入るユニークなお店だという。

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店先の絡み合う「角材」は、実はダンボールなどをリサイクルして作られており、世界に影響を与えた日本の環境思想が反映されている。

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隣には和傘の店もあり、こちらもよく目立つ。 和傘は、日本の伝統的な技法で作られた傘や日傘のこと。 色のバリエーションも豊富で、人目を引くことは間違いなく、観光客の購買意欲を刺激する。 雨の日に開けようとする人はいないだろうから、旅の記念に家で保管するのがいいかもしれない。

おそらくほとんどの日本人は、傘が中国大工の大師匠である魯班によって発明され、はるか昔に日本に入ってきたことを知らず、その発明権を自分たちのものにしているかもしれない。 しかし、これこそ中日両国の文化交流の深さを反映しているともいえる。 (続く)

【出典】https://www.toutiao.com/article/7094990844150923816/
【翻訳】松本忠之