Spark (スパーク/星火)

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中国人が見た日本:博多紀行その二:博多どんたく港まつり

※Noteからの転載です

https://note.com/sparkxinghuo/n/n6702c39f2d68

 

福岡県の博多では、毎年5月3日、4日に「福岡市民文化祭」、通称「博多どんたく港まつり」が盛大に開催される。

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「どんたく」の語源は、オランダ語で「祭り」を意味するZondagと言われているが、この祭の起源は1179年と言われており、800年以上前の長い歴史を持っている。 祇園山笠、放生会と並ぶ福岡の三大祭の一つで、毎年200万人が訪れるという。 今年で61回目を迎えるこの祭りは、長年続いてきた伝統が、コロナの影響で2年間の中断を経ての再開となり、主催者側も万全の態勢で臨んだ。

5月2日、この有名な祭の全容を一目見ようと、東京から福岡に戻り、参加してきた。

4日正午、博多駅のメインステージでは2日目の公演が開始まり、密な接触を避けるために入場制限がかけられ、二階からの鑑賞が禁止されるほどの大盛況となった。

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博多はビジネス街なので、文化祭も商業的な側面が明確だ。ステージパフォーマンスや大手企業の山車、また会場でのさまざまな販売活動がある。

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メイン会場の一角に、第19回福岡世界水泳選手権のライセンスグッズを販売する出店があり、すぐに目に留まった。私は迷うことなく、キーホルダーを購入した。

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私が福岡に留学していた2001年、アジアで初めて開催された第9回世界水泳選手権大会が福岡で開催され、素晴らしい大会となった。 私はイベント全体のボランティアとして参加し、世界的な知名度を誇った選手と出会った。中にはもちろん、当時「亮晶晶」と呼ばれた飛び込み競技のドリームチームであった田亮選手と郭晶晶選手もいて、小さな扇子にサインをお願いしたものだ。 今でも扇子は我が家にあるが、国民が期待した二人の結婚は実現しなかった。

あれから22年後、同じイベントが福岡で開催され(当初は2021年の予定だったが、結局コロナの影響で2023年に延期となった。歴史は「輪廻」しているようだが、時代は変わり、私は若い留学生から、こめかみに白いものがまじった「中年男性」になったと思うと感慨深い。 来年の博多どんたくと世界水泳選手権が、コロナの影響なく無事に開催され、成功を収めることを祈っている。福岡市民文化祭、福岡市文化祭が大成功することを祈るばかりだ。
(注:博多紀行その一は、5月22日の記事を参照)

 

【出典】https://www.toutiao.com/article/7093875492683645475/
【翻訳】Teddy Ven Song