Spark (スパーク/星火)

日本と中国の理解を促進することを目的としたブログです。

中国人が見た日本:志賀島にある「蒙古塚」を訪れ、世界の恒久平和を祈る

日本の福岡県にある志賀島は、漢の時代に日本の国王に贈られた金印が発見されたことで有名である。 多くの観光客がこの地を訪れ、美しい海辺の風景を楽しみながら、2,000年にわたる日中友好の歴史に思いを馳せている。

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実は、島にはもう一つ、観光客が恐らく気にしないであろう特別な意味を持つ「ユニークな光景」がある。

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金印公園に沿って志賀島を時計回りに歩くと、元寇の史跡である蒙古塚の碑があり、その脇に蒙古軍供養塔があり、漢字で「この功徳が万人に及ぶように/南無妙法蓮華経蒙古軍供養塔/我らすべての衆生は皆仏になる」と書かれている。

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日中交流の歴史を知っている人なら、1274年と1281年の2回、モンゴル軍が日本に奇襲攻撃を仕掛け、その戦場の一つとしてこの碑が建てられた福岡に上陸したことを知っているはずだ。 多くのモンゴル兵がここで捕らえられ、首をはねられたことから、かつては「首塚」と呼ばれていた。

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1927年に日蓮宗の僧侶、高鍋日統の発願で建立され、1938年には当時日本に友好的だった傀儡モンゴル連邦自治政府の徳王が参拝している。

急な山道を登っていくと、中央に日蓮聖人の像がある小さな広場があり、その周囲にも供養塔がある。 日蓮日蓮宗の開祖で、信者には「日蓮聖人」または「日蓮大聖人」の名で知られている。

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13世紀、日蓮とその弟子である日興・日寛は、大乗仏教法華経を受け継ぎ、浄土宗の念仏の素朴な宗教儀礼を取り入れ、日本の特性を生かした新しい宗派を創り上げたのである。 碑や塔に書かれている「南無妙法蓮華経」は日蓮宗法名である。

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現在、創価学会日蓮宗を祖とし、日中友好と世界平和を提唱・実践する日本最大の新興宗教団体である。 その3代目である池田大作会長は、世界的に著名な宗教指導者・思想家だ。

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この小さな島には、過去の歴史の雲が立ち込め、ひととき拡散する。 世界が永遠に平和でありますように。「 蒙古襲来」も「日清戦争」も「日本の中国侵略」もなくなり、現在のロシアとウクライナの戦争も早く終わってほしい。そう願わざるを得ない。

【出典】https://www.toutiao.com/article/7082720469991834127/
【翻訳】Teddy Ven Song